(鍛冶屋敷A遺跡出土砥石)
「平安時代の鍛冶職人集落跡出土砥石に文字」ニュースに惹かれてメディアテークへ
「せんだい文字発掘展」 (主催:仙台市教育委員会文化財課)
鍛冶屋敷A遺跡出土砥石について
「刻字が残る3面のうち、最も多くの文字を確認できた左面には「謹解 申請稲事 合□□」などの漢字が記されている。「謹んで解し申し請う稲のこと。合わせて…」という内容で、役所が扱う紙や木簡の文章を意識した書き方だった。
「上野」の文字も読み取れ、地名か人名の可能性がある。上部に小さく刻まれた「井」は、魔よけの符号と推測される。
真ん中の面にある「大田部」は、東日本に多い氏族名とみられる。
国立歴史民俗博物館によると、東日本で確認された刻字入りの砥石は群馬県内の2例のみ。同博物館の三上喜孝准教授(日本古代史)は「これまで砥石の刻字は祭祀(さいし)に関わるものとされてきた。なぜ刻字したかは不明だが、平安期の古代東北の工人たちの間で役所で使う書式が知られていた可能性を示す重要な発見だ」と話した。」(下記河北新報記事より)
平安期の砥石に文字 東北初、仙台で発見 | 河北新報オンラインニュース
(解説パネル)
(仙台城跡出土一分判金)
「古代から近世にいたる仙台市内遺跡出土遺物にみる文字の世界」です。
展示案内は文化財課のサイトには未だ登場していないが、展示は16日まで お見逃しなく(もっと宣伝してほしいものです)。
そして、美麗パンフレット無料配布中
●古代大発見続々
「大領」墨書土器出土 宮城・山元熊の作遺跡 | 河北新報オンラインニュース
時は晩秋(西公園)