読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

初夢─「災害文化」立国の勧め

明けましておめでとうございます
f:id:tentijin8:20150101100511j:plain:w380
    (年賀状─被災地の復興を目指しつつ、天変地異に備えよう:ホロッケのネコ)


お正月早々なんですが。。近年の天変地異と世情に大きな危機感を感じておりました。
では、どうしたらよいか。元旦の初夢を書きます。
近年、大地震・大津波・噴火・洪水・土石流等自然災害で多くの人命が失われるようになりました。
そして、世界は、頻発する紛争・テロ、伝染病の脅威にさらされています。
このような時勢に経済成長至上主義では、やがて日本は、(世界も)悲惨な運命に陥るのではないかとの危惧をひしひしと感じるようになりました。
災害文化」(災害の前・今・後の各段階に最高度に備えることを基調とした文化)というキーワードに集約したいのですが、例えば、福島原発貞観地震津波(869年)の状況をしっかり立地・設備に反映させれば防げた可能性がありますが、それを妨げたのは結局は、経済が安全対策の徹底に優先されたため、悲惨な事故を招いたと考えます。したがつて「経済(成長)至上主義」では、国民の安全は徹底できない場合があり、事の本質は現在も変わっていないと考えています。
(※リスク・コントロールをつきつめていえば、予知できない巨大地震の計り知れないエネルギーに龍すれば、災害列島の日本での現在の技術における原発稼働はリスクを回避しきれず稼働は困難といわざるを得ません。そして放射線の問題でいえば地球の空気と海はつながっているという当たり前のことが大事だと思います。)
福島第1.3号機 津波懸念の職員に圧力か | 河北新報オンラインニュース
福島第1原発:東電「貞観地震」の解析軽視/毎日新聞 - 薔薇、または陽だまりの猫
f:id:tentijin8:20140411185315j:plain:w180(国立歴史民俗博物館編 2014.3)
例えば磯田道文さんの『天災から日本史を読みなおす』(2014)のように歴史に埋没した災害情報を探り明らかにすることと、日本が得意とする科学技術を結び合わせ、さらに、災害に関するあらゆる情報とスキルを発達させ、高度な「災害文化」を発達させることによって、日本列島の自然と生命の安寧を図るこことか゜大事だと考えます。国家最優先レベルとすることで「災害文化立国」と表現しました。
そうすれば、世界から頼られるスキル体系と文化を持つことによって軍備増強や秘密保護法の制定などにより近隣諸国の軍備拡張を助長させることなく、世界から日本は、高く評価され、大事にされるのではないでしょうか。
日本の道(「真の富国」)は、先人の知恵に学び、人々の考え方の違いを超えて、すべての人々の知恵と工夫により前人未到の「災害文化」を創りあげ、子々孫々発展させることにあると考えます。
元旦の初夢でした。
(※従来、「災害文化」は「 災害多発地域に発達したこう した防災の知恵は「災害文化」と呼ばれる。」というふうに使われてきました。本稿でも、それを含みより大きな意義を持たせました。)
f:id:tentijin8:20150101092615j:plain:w280
天災から日本史を読みなおす - 先人に学ぶ防災 (中公新書)
◎自然「災害文化立国」に近いイメージは田中舘愛橘博士(地球物理学者 1856年-1952年 地球物理学者 岩手県二戸市出身)がすでに唱えていたようです。えらい先人がおりました(このことは年末の河北新報で知りました。ただし、わたしは「自然征服」とは考えず文化に力点をおきます。)。

「今多くの国民が、同じ人間たちを敵として戦うために、たくさんな費用をかけて軍備に励んでいる。
これらをさし控えて、自然の敵なる地震、雨風の大あらしや津波などに向かって戦いをいどみ、これらを征服したらどんなに世界が楽になることだろう!!。」
 (下記HPより)
50年後
田中舘愛橘博士

◎新着ニュース注目「東北沖地震の真実を求めて」など
東北大学 災害科学国際研究所 IRIDeS - International Research Institute of Disaster Science
◎読みたい本─1 ドキュメント御嶽山大噴火 --生還した登山者たちの証言を中心に救助現場からの報告と研究者による分析

2
人が死なない防災 (集英社新書)

人が死なない防災 (集英社新書)

「「生存率99.8%」を現出した防災論の全貌! 東日本大震災で大津波に襲われた釜石では、小中学生が主体的避難行動で自らの命を守った。震災前から釜石で画期的な「防災教育」を行ってきた著者が、災害と対峙し生き抜く術を徹底公開。」(アマゾンのレビュー)
◎おすすめ─西條剛央『人を助けるすんごい仕組み』
小生も少し関わっております。こういうのが動的構造的に徹底していくのも「災害文化」と考えております。大川小学校の教訓に学ぶ─津波から命を守るために - 縁果翁記

【参考─「災害文化立国」の夢─に至る軌跡】
震災 の検索結果 - 縁果翁記
歴史にみる震災 | 取材レポート | 美術館・博物館・イベント・展覧会 [インターネットミュージアム]


天皇陛下、新年のご感想全文「歴史を学ぶことが大切」


経済成長至上主義には、軍事優先もくっついてくることが多いのです。
3.11死神.と青葉と天使 - JIEN記

これは、子々孫々に伝える「日本の、ふるさとの山河を守る戦い」の一環てもある。
2015年の年頭予言 (内田樹の研究室)

◎注目(追記)
(インタビュー)歴史の巨大な曲がり角 社会学者・見田宗介さん:朝日新聞デジタル