熊野の神の縁にて、東日本大震災大津波から残った女川町御前浜熊野神社に詣る。
(Google earth)
山の海側突端に鎮座する熊野神社は残ったが、左手の道路わきの山の神神社は流されてしまったとのこと。
熊野の神の御前 工事中の防潮堤の向こうに美しい海。
震災以後、浜に住むことはできなくなった。
(Google earth 110406)
甚大な被害を受け浜の集落の人々は高台に移転するとのことでした。
御前浜の尊名の由来は749年、小田郡から黄金が発見され、朝廷に献じたことで知られる「百済王敬福がこの浜に御所を営んだことによる」(『宮城県の地名』)とのこと。立地からすれば熊野神社の鎮座する丘のあたりだろうか。
「御前浜」は熊野神社の前に広がる浜という解釈はスムーズだが、あるいは、それだけ古代において重要な地であったなごりの伝承であろうか興味深い。
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今は山藤が盛り。
女川の町は復興工事まっさかり。