南三陸町の山城跡─新井田館の発掘と朝日館の縄張り

新井田館跡(志津川新井田)

想像的復元説明図(『新井田館跡』(南三陸町教育委員会 2016)を下図に作成
田中則和 2018)

(竪堀風の麓への通路)

(上の写真を別角度から見たところ。切岸、段の調査風景)

東日本大震災後の復興関連調査で2013年に新井田館跡はまるごと発掘され、消滅した。(現在の中央団地)


その結果、大規模な土塁と空堀、切岸で防御された室町時代の居館型山城であることがわかった。
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グーグルアースで見る2014年3月の様子


朝日館跡(志津川下保呂毛)


現存する南三陸最大の山城、朝日館跡(2016年 ドローン撮影 佐藤泰・針生芳知)


縄張り調査の結果、広大な居住地を擁する中世の居館型山城であることがわかった。
(田中則和 2016)。

中枢部の地表顕在遺構の解釈


グーグルアースで見る2011年4月の様子

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城館の位置関係(グーグルアース 2016)

グーグルアースで見る南三陸の主な城館


(朝日館跡付近 2018.10)
現在、南三陸町は復興工事の真っ盛り、道もどんどん変わっています。お気を付けください。


詳しくは拙著をご覧いただけると幸いです。

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