台風25号(千葉・神奈川県)により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

長らく絶版になっていた佐藤弘夫氏の名著『死者のゆくえ』が、ちくま学芸文庫として刊行された。
氏は云う。「日本各地に残っている先祖供養に関わる風習と行事は、今日急速に失われている。
死後世界はだれも足を踏み入れたことのない闇の領域と化しつつある」と(自著解説)。
そして、「自著解説」によれば、日本列島の「現世」と「他界」が作り出す構造を<コスモロジー>と規定し、その転換のプロセスを明らかにし、それが各時代の死生観をどのように規定したかを考えたものとする。実際の語り口は具体的で分かりやすい。ぜひ、彼岸にお勧めしたい。<筑摩書房の内容紹介>
「人は必ず死ななければならない。死という不可避の運命を古来日本人はどう捉え、身近な死者をどう弔ってきたのだろうか。
本書では数々の資料を読み解くとともに、各地の霊場にも足を運び、「死」をめぐる観念の実相と変容に迫る。遺体を打ち棄ててかえりみなかった古代の人々、遺骨を熱心に霊場まで運んだ中世の人々……。現代とはまったく異なる葬送のかたちだが、その背景をひもとけば、肉体と魂の関係、彼岸のイメージなどにまつわる、各時代固有の死生観が輪郭をあらわす。
日本列島におけるそれぞれの時代で共有されたコスモロジーと、名も無き人々の「死の精神史」を丹念に描き出した名著。」
『死者のゆくえ』佐藤 弘夫 | 筑摩書房
死者のゆくえ (ちくま学芸文庫サ-30-2)
【9.23 彼岸の中日】
石巻市尾崎の海蔵庵を訪問して合掌。本堂解体後の整備が完了したようでよかったです。


【注目記事─高市政権の"驕り"を強く感じるこの頃】
「皇室・皇位をめぐる議論に関する研究成果の尊重を求める古代史研究者の会
本会は、皇室・皇位をめぐる議論において、古代史研究の成果が尊重されることを求める研究者有志の会です。 このホームページでは、会の声明、関連する研究情報、活動の記録を公開しています。
「皇室・皇位をめぐる議論に関する研究成果の尊重を求める古代史研究者の会」の声明(2026年8月15日)を読む
声明PDFを見る」(下記記事より)
koshitsu-history-research-site.pages.dev
追記10.6 とんでもない大臣、簗和生農相
下野新聞 簗氏が発言したとされる会合の音声データ 「予算大幅カット」《無料公開》10/2 19:45
「衆院栃木3区を地盤とする簗和生農相(比例代表北関東ブロック、6期)が就任前の5月、地元での自民党関係者らとの懇親会で発言したとされる音声データの要約は以下の通り。
簗農相「予算削減」発言認める 「誤解招いた」と釈明 辞任は否定、野党追及へ
選挙の総括ということで、自民党の流れをお話します。まず、那須烏山市、那珂川町の令和8年度の道路予算については大幅にカットしました。これは当たり前なんですね。二つの要件があります。一つは、首長が自民党の国会議員はいらないという行動を取ったわけですから、それが要因1。二つ目の要件は「票数」。多くの市民町民がそのような判断をしたということですから。自民の議員に頼ってインフラ整備が必要だというところに多く回すのが、当たり前の話ですから、それをやりました。
この話は一般の方の前ではやりません。いろんな見方されますから。ただこういう役員レベルの皆様や自民支部の皆様の前では包み隠さずお話しします。那須烏山市については前年度の64%減、約3分の1にしました。そして那珂川町は54%減にしています。
私もちゃんと命を守らなければいけませんから、市民町民の。河川の関係は触っていません。道路の命に支障がないところについてです。これくらいのことはやらないと、真面目にやっている人たちが浮かばれないんですよ。党の組織の統制が取れなくなるんですよ。こういうことをやっていては。
昨日実は、那須町の自民党支部の総会がありました。その後でも同じ話をしまして、建設業協会のメンバー、党員、市会議員といろいろな話しをしました。「私に頼らない、私がいらないということで無所属の議員を応援するのであれば、私が取ってきた予算をなんで受注するのか」とはっきり言ってやりました。
人として、人間の普通の常識的な話ではないかと話した」(下記記事より)
www.shimotsuke.co.jp
youtu.be
10.11「朝日新聞記事 「政治に携わる者として疑わしい」石破氏が簗農水相問題を痛烈に批判」
「根本的に国会議員は全国民の代表者であるということを認識していない」と非難。「私も農林水産大臣をやったが、職責を十分に果たせないような状況を自分が招いたとすれば、(進退は)自分で考えることだ」と述べた。
その上で、高市早苗首相が簗氏に対し「仕事で返せ」と言って続投させていることについて、「総理として何をやらせようとして任命したのかということは問われるんじゃないか」と指摘。」(下記記事より)
www.asahi.com
簗農水大臣の「予算カット」発言は、何が問題なのか/「中島岳志と解く」#26(2026年10月6日放送分)
武田砂鉄 ラジオマガジンチャンネル登録者数 1.32万人
youtu.be
読売新聞 「事実上更迭の簗農相、辞表提出の「決定打」説明なく取材打ち切る…「このまま幕引きあってはならない」の声も 2026/10/15 06:45
自治体の道路予算を「カットした」と発言した簗和生農相(47)が14日、事実上の更迭に追い込まれた。自身への支援の有無で予算に差をつけたかのような発言に不信感が高まり、衆院選中に支持者をバスで無料送迎した問題も浮上した。地元の自治体からは「疑念は晴れていない」と説明を求める声が上がった。(岡本立、宇都宮支局 大屋敷英樹)」(下記記事より)
www.yomiuri.co.jp
ja.wikipedia.org
[追記2026.10.16 気になる記事]
●週刊現代「【証拠音声】高市政権の維新・新大臣に「収賄疑惑」!生々しすぎる「密談録音」を公開する
河野 嘉誠 ジャーナリスト 週刊現代 講談社
日本維新の会から初入閣した中司宏行革相(70歳)が、自身が有罪判決を受けた枚方市長時代の談合事件を巡り、証人として出廷した裁判で虚偽の陳述を重ねていた可能性があることがわかった。『週刊現代』が入手した、事件の共謀者との会話を収めた音声記録で、中司氏自身が認めていた。さらに、音声データの中で、中司氏は枚方市長時代に、民間企業から継続的に裏金を受け取っていたことも認めていた。
偽証罪や政治資金規正法違反、収賄罪などに該当しかねない発言が次々と明らかになったことで、閣僚としての資質が厳しく問われそうだ。
発売中の『週刊現代』10月26日号(講談社発行)で詳報しているが、ここにその音声記録の一部を公開する。」(下記記事より)
gendai.media
10/22(木) 追記【世論調査/10月第2週】簗農相辞任の週、高市内閣支持率46.6%に下落 不支持47.1%と逆転
「大濱崎卓真 選挙コンサルタント・政治アナリスト
高市内閣の支持率は46.6%となり、前週の48.5%から1.9pt低下しました。不支持率は47.1%で前週比3.1ptの大幅な上昇となり、不支持が支持を0.5pt上回りました。支持と不支持の逆転は、8月第3週以来、約2か月ぶりです。直近4週間の推移(47.4%→47.5%→48.5%→46.6%)を見ると、47〜48%台で推移していた支持率が今週は46%台に下がり、不支持率の上昇が目立つ結果となりました。
今回の調査期間は、簗和生農林水産相の辞任と重なっています。地元自治体の道路予算をめぐる発言に加え、衆院選で支持者をバスで無料送迎していた問題が浮上し、13日から始まった衆院予算委員会で野党の追及が続きました。簗氏は公職選挙法違反の疑いを否定していましたが、14日の衆院予算委員会で選挙管理委員会への確認内容をめぐる答弁を修正し、同日夕方に首相へ辞表を提出しました。9月17日の就任から1カ月足らずでの辞任で、高市政権で不祥事による閣僚の交代は初めてです。」(下記記事より)
news.yahoo.co.jp
「【10月22日 CGTN Japanese】石破氏が高市氏を批判 「歴史に対して誠実でない人が中国に信頼されるはずがない」
「石破茂前首相は10月19日に放送された評論番組で、現在の高市政権と日本の右翼勢力が歴史に対して「不誠実」で、強固な外交関係を築くことができないと批判しました。
石破氏は、国が過去に犯した過ちに対して、いわゆる「私は当事者ではないので知らない」という理由だけでごまかすことは全く通らないと指摘しました。
石破茂氏は、「日本が仕掛けた戦争で、数千万人が命を落とした」と述べ、「これらの基本的な事実すら『知らない』まま、中国に対して『友好』『平等』『共に戦おう』と語っても、相手がどうしてそれを真剣に受け止めることができるだろうか」と強調しました。さらに、「歴史に対してこのように不誠実な国は、『きちっとした外交関係』を築くことはできない」と述べました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News」(下記記事より)
www.afpbb.com
10.24追記「AERA 改正皇室典範は「象徴天皇制」を全否定した なぜ高市政権は「国民の総意」にかまわず改正へ突き進んだのか 内田樹×河西秀哉
国民の総意に基づいていない」
「河西秀哉(以下、河西):今回の皇室典範改正についてまず感じるのは、「世論とのずれ」です。メディアの世論調査では7割から9割が女性天皇や「愛子天皇」の可能性に肯定的でした。にもかかわらず、「女性天皇にはしたくない」という意向を隠そうともせず改正へと動いたように見えます。憲法第1条で天皇の象徴としての地位は「国民の総意に基づく」としていますが、総意に基づいていないところが大きな問題、だと思います。
内田樹(以下、内田):河西さんにお聞きしたいんですが、国民の総意と乖離しながら、自民党高市政権が皇室典範改正に突き進んだ一番大きな理由とは、イデオロギーでしょうか。」
「改正典範は象徴天皇制を全否定
河西:2000年代に入った頃から、社会の分断が顕著になってきたなか、弱いほうに天皇が目を向け、被災者の元を訪れて、寄り添う。それは統合の象徴ではなく、統合する象徴であったと思います。そして、老いにより自分で続けることができなくなる。だから次に代わって自分がやってきたすべての公務を引き継いでもらう。それが「天皇のあり方」だと自身で定義したということは、私も興味深いと思います。
けれども、あのとき投げかけられた「おことば」に対し、今回の改正皇室典範が答えているかというと、全く答えていないと私は思う。むしろ、真っ向から否定していますよね。
内田:皇室典範改正は、上皇陛下が提案された象徴天皇制の解釈を全否定するものだと思います。「象徴天皇制」は戦後81年間かけて、皇室主導で日本国民がゆっくりと合意して形成した一種の「政治的落としどころ」です。近代的な立憲デモクラシーと太古的な天皇制という二つの氷炭相容れざる政治的アイディアの融合体です。これについて熟慮することが日本人の政治的成熟に不可欠だと僕は思っています。今回の改正は「象徴天皇制がどうあるべきか思量することを止めろ」と国民に向かって命じているに等しい。
戦後81年にわたって、日本国民が平和で心穏やかな生活を過ごすことができたことには象徴天皇制が深く与っていると僕は思います。この制度を破壊しようとしている人たちは、戦後レジームを覆して、もう一度日本を「戦争ができる国」にしたい、兵器産業をこれからの基幹産業にしたいと願っているのです。彼らにとって、象徴天皇制は大きな障害になりかねない。皇室典範改正を推し進めた人たちは日本人が81年間かけて形成してきた象徴天皇制を破壊したいのだと思います。(後編へ続く)」(下記記事より)
dot.asahi.com
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