めでた掛け〜美術館で笑い初め〜─福島美術館

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旧正月にどうぞ
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(福島美術館HPより)
02 福島美術館(1)|レポート|MUSEUM ACTION|インターネットミュージアム
2 福島美術館 vol.2 (1)|レポート|MUSEUM ACTION|インターネットミュージアム

「■今後の課題
この10年ほど、不況に伴なう社会全体の低迷によって、福祉界や美術館博物館界もまた厳しい状況に陥っています。福島美術館もまた例外とは云えないでしょう。
しかしながら、このような時期にこそ、美術館のようなこころを和ませ明日への活力を生み出してくれる空間が必要なのです。美しい画面に溶け込むも良し、先人の辛苦の跡をたどるのも良し。美術館が来館者に提供すべきものは、それぞれが求める平穏の季節を実現させるための、精神の柔軟さを養い、希望を確信しつづける要素にほかなりません。 例えば、300年前に制作された牡丹の花の絵を展示した場合には、画家の優れた腕前を堪能していただくと同時に、花弁の淡いピンク色がこの長い時間を褪せないで今日まで生きつづけている点に、したたかな生命力を感じてもらう、ということなのです。 館の内部運営に関して云えば、たとえ全盛時には及ばないとしても、やはりしたたかで将来をはっきり見据えた姿勢を保つことが肝要でしょう。これまで利用者の側に立った視線を大切にすることで高い評価を得てきた、恒例の企画展を続行し、その一方で、一度立ち止まって思考する時、今後の館に欠かせない調査・研究を実施する時期が今だと認識して、この基本的な作業を行う必要があるでしょう。
不思議なもので、美術館・博物館のコレクションは、1度姿を隠したり縮小されとしても、求められる時が来ると必ず甦ります。作品や史料たちが体験してきた時代の流れは、私たちの経験よりはるかに長く大きいため、何時かは必ず起きる変動や困難を克服するエネルギーとして、意外に強靭に育まれているのです。ですから、これを母体に活動を展開する美術館も、再生や次代の向上を信じて、不断の歩みを続かなければなりません。
福祉と文化は表裏一体の間柄であると、私は思っています。福祉を支える文化と文化を裏打ちする福祉は、共にあってこそ1人前なのです。
共生福祉会創立40年を迎えた本年、福島美術館の歩みの一端を記して、本会が育て上げた美術館をめぐるかけがえのない世界を、ここにお知らせしてみました。」(館HP浜田直嗣氏 社会福祉法人 共生福祉会40周年記念誌より転載)
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