広島原爆投下の日に─71年目の日本と世界を憂う

(ゴジラ雲2014)

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アメリカが国を攻めた敵を倒すために、「知恵」を絞って開発した最も強力な兵器、「原爆」

それは、ヒロシマナガサキの民間人大虐殺に至る

人類を滅ぼすことのできる巨大なエネルギーであった。

「我が国」を攻める「敵」に勝つために強力な軍事力を増やし続けるのであれば

それは「最も強力な兵器」に限りなく近づいていく

「人類破滅への道」ではないだろうか。

www.sankei.com

広島市への原子爆弾投下 - Wikipedia

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www.huffingtonpost.jp
日本政府、ナショナリストを防衛相に任命『ルモンド』:内田樹氏 | 晴耕雨読
www6.nhk.or.jp

・注目記事
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tentijin8.hatenablog.com
d.hatena.ne.jp
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さようなら、ゴジラたち――戦後から遠く離れて

さようなら、ゴジラたち――戦後から遠く離れて

女川・暑い夏

朝、永六輔さんのTV「永六輔の七転八倒!旅語録」」を見て、女川に出発
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防潮堤の合間から、蠱惑的な海。。
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「..夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ慾ハナク決シテ瞋ラズイツモシヅカニワラッテヰル..」宮沢賢治とともに中世人の奥津城にて。


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復興道路工事 日曜も頑張っている。ご苦労様です。


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神社に御礼参りして、
帰りはラジオから「夢であいましょう」が聞こえてきた。合掌。


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●注目記事
www.huffingtonpost.jp

千田嘉博さんインタビュー「真田丸」最新研究(壱) - 玉造イチバン


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天神の大杉に合掌・惜別─陸前高田市

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気になっていた陸前高田市の今泉天満宮の大杉を訪ねる。
震災で残った樹齢800年とされる大杉が枯死して伐られていた。愕然。。。
空と雲が感応しているような朝でした。合掌。
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天神の大杉2014.8

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復興工事の中で

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周りに芽生えた子どもたちに望みをつなぐ。


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「人皇六十二代村上天皇の御代、天暦元年(947)右大匠菅原道真公の霊を京都北野祁り天満天神と称し崇め奉った。
 文明十年(1478)太田道灌は北野天神の信仰篤く、全国三十三カ所に宮を建てて北野神社を勧請安置した。当神社は、その中の一社である。又、江戸湯島天神と同時に勧請したともいう。
 御神像は五条公の作にて木造座像九寸五分、往古より三十三年に一度領主伊達氏へ願出、その許しを得て開扉するを例としたるが、廃藩後はその例も絶えた。」(岩手県神社庁HPより)
chingokokka.sblo.jp
神宮様のHPより。


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         希望
  

↓このような記事を見つけました。
mainichi.jp

思い出となりました。
tentijin8.hatenablog.com


◎おすすめの本
中沢新一『熊楠の星の時間』(講談社選書メチエ)
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熊楠の星の時間 (講談社選書メチエ)

熊楠の星の時間 (講談社選書メチエ)

◎聞いているCD
Bach, J.S.: Partitas & Sonatas

Bach, J.S.: Partitas & Sonatas

五嶋みどり無伴奏ヴァイオリンのためのソナタおよびパルティータ」


●選挙の現実
www.buzzfeed.com
内田樹の研究室「赤旗日曜版」の参院選インタビュー (内田樹の研究室)
blogos.com

ryukyushimpo.jp
ausnichts.hatenablog.com

・お悔みと惜別
永六輔 - Wikipedia
www.asahi.com
ザ・ピーナッツ - Wikipedia


◎お知らせ─松島瑞巌寺近世参道跡現地説明会─2016.7.23
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イベント | 瑞巌寺境内遺跡現地見学会
blogs.yahoo.co.jp

御前浜再訪─女川町

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草茂りて 仏を覆う

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防潮堤は浜を横断し 浜の人散り

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復興道路貫き 住宅地高台に造る

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堤防工事を望む。周辺は嵩上げ予定とのこと。合掌

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◎本のおすすめ─金菱清『震災学入門─死生観からの社会構想』
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震災学入門: 死生観からの社会構想 (ちくま新書)
「震災後いつどこかでやってくるはずの先延ばしにされた復興はついぞ実現されない。なぜなら、いま・ここの当事者の心の寸法に合わせないで、いつどこかで何かが実現されることはないからである。
死者の声に耳を澄ます
 現場で暮らす人びとは、懊悩しながらも今の持ち場を守る使命を帯びている。そのなかからしか災害の復興や再生はありえない。そしてその内実を見れば、死生観そのものを問わざるをえなかった。
 生者と死者の中間領域に存在する曖昧な喪失に対して、豊富化し意味を肯定的に転調させることで処する方法である。ただ災害やその後の土地利用や暮らしに押し出される被災者像ばかりではなく、声にもならない人びとの暮らしや見えないが確かに存在する生ける死者の声に耳を澄ませて聞くことができるならば、災害に打ち克つための有益な情報を得ることができるだろう。本書はその上うな願いのもと書き認めた。」(本書より)
鋭い指摘に満ちた金菱清氏の『震災学入門』。今こそ、耳を傾けてほしい。
筆者が批判した「施策者」に、指摘を取り込んでもらえるためにはどうしたらよいのか、という方法論にさらなる進化を期待したい。

・注目記事
hotatelog.cocolog-nifty.com

多福院とまぐろ屋明神丸「いのちの石碑」─石巻・女川

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久しぶりに霊場 「弥陀が埼」の多福院(石巻市)

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見事な中世 石塔婆が並んでいる。津波の痕跡は薄れつつある。

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昼食は念願の女川駅前「まぐろ屋 明神丸」の三色丼
まぐろ屋 明神丸(女川町女川浜) | メディア猫の目 ~ 石巻かほく

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津波からよみがえった女川駅前シーパルピアのようす

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女川 桐ヶ埼の絶景

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“ガンバレとささやく町の風の音”
女川のこどもたちが創った「いのちの石碑」(桐ケ埼)
「1000年先まで、記憶をのこそう。
「いのちの石碑プロジェクト」をご支援していただいた皆様へ
皆様からのあたたかい募金で「いのちの石碑」を建立し始めてから現在までに、
町内に6つの石碑を建てることができました。
今回、子どもたちと話し合う中で、7つ目の石碑の建立式を行うとともに、
子ども達が考案した対策案の「絆を深める」「高台に避難できる町づくり」の実践を目指し、避難訓練を行うことになりました。」(下記HPより」
www.inotinosekihi.com

www.nhk.or.jp

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津波到達地点に建つ「いのちの石碑」から湾を見る(カメラ故障する)。




本─末木文美士『日本の思想を読む』
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日本の思想をよむ

日本の思想をよむ

「社会と国家、自然と人間、宗教、身体、そして死――。思想史を彩る43編をとりあげ、現代の課題と原典を橋渡しする日本思想史入門。古事記、仏典から国家論、日本国憲法まで、未来を考えるヒントとして、今ひらく。 」(KADOKAWA本の紹介より)
空海最澄道元親鸞はもとより宮沢賢治南方熊楠と続き、意外なことに、最後に「日本国憲法」がある。近世から読み直すという視点が興味深い。
「..それでは、普遍的法則の効力がなくなると、日本国憲法は瓦解してしまうのだろうか。そう簡単にも言えない。歴史を振り返り、明治を飛び越えて江戸時代まで戻るならば、そこでは二世紀半に及ぶ長い平和な時代が続き、一切海外派兵を行わなかった。
また、天皇は儀礼的権威に留まり、政治は幕府が行うという象徴天皇制に似た体制が採られた。意外にも、日本国憲法は近世の体制に繋がる面を持つのである。こうして伝統をもう一度読み直すことが、緊急の課題となるのである。」
詳細は、ぜひ本書をご覧ください。

・注目記事
シンボル展「よみがえる、ふるさとの宝たち-3.11被災資料の再生-」: 山梨県立博物館 -Yamanashi Prefectural Museum-

sp.kahoku.co.jp
digital.asahi.com
継承されなかった熊本地震の記憶

こどもたちがその時どれだけ...おびえたか考えてみる─オバマ大統領in広島

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                              (NHKテレビより)
“..こどもたちがその時どれだけ混乱しおびえたか考えてみる..”(オバマ)
広島において、オバマ大統領がこどもの気持ちになってヒロシマを捉え、こどもたちのために核廃絶への決意を表明したことは意義深いことである。
それは死者の声に耳を傾けるという作法によって提起されたとする点で評価できると思う。
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(NHKテレビより)

オバマ大統領スピーチ(抜粋)
「71年前、とてもよく晴れた朝、空から死が降ってきて世界は変わりました。閃光が広がり、火の玉がこの町を破壊しました。これは、人類が自分自身を破壊する手段を手に入れたということを意味します。

なぜ私たちはここ、広島に来たのでしょうか。私たちは、恐ろしい力が、それほど遠くない過去に解き放たれたことを深く考えるため、ここにやって来ました。
また死者を悼み、戦争を悼み、10万人を超える日本国民の方々と、そして何千人もの朝鮮の人々、アメリカ人の捕虜も命を落としました。
その魂が、私たちに語りかけています。もっと内側を見て、私たちが一体何者なのかを振り返るように。そして、どのように今なろうとしているのか語りかけています。

..私たちは今、この広島の真ん中に立ち、原爆が落とされた時に思いを馳せています。
子供たちの苦しみを思い起こします。子供たちが目にしたこと、そして声なき叫び声に耳を傾けます。私たちたちは罪のない人々が、むごい戦争によって殺されたことを記憶します。これまでの戦争、そしてこれからの戦争の犠牲者に思いを馳せます。

言葉だけで、そのような苦しみに声を与えるものではありません。しかし私たちには共有の責任があります。私たちは、歴史を真っ向から見据えなけれなりません。そして、尋ねるのです。我々は、一体これから何を変えなければならないのか。そのような苦しみを繰り返さないためにはどうしたらいいのかを自問しなくてはなりません。

いつの日か、被爆者の声も消えていくことになるでしょう。しかし「1945年8月6日の苦しみ」というものは、決して消えるものではありません。その記憶に拠って、私たちは慢心と戦わなければなりません。私たちの道徳的な想像力をかきたてるものとなるでしょう。そして、私たちに変化を促すものとなります。..

..世界はこの広島によって一変しました。しかし今日、広島の子供達は平和な日々を生きています。なんと貴重なことでしょうか。この生活は、守る価値があります。それを全ての子供達に広げていく必要があります。この未来こそ、私たちが選択する未来です。この未来こそ、核戦争の夜明けではないということを、そして私たちの道義的な目覚めであることを、広島と長崎が教えてくれたのです。」(下記HPより)
www.huffingtonpost.jp
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まちんと (絵本・平和のために(1))

まちんと (絵本・平和のために(1))

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大川小学校にて合掌─石巻市

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www.asahi.com


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(160519)
引き寄せられた地 大川小学校にて合掌いたしました。

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tentijin8.hatenablog.com

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大川小学校を襲った津波の悲劇・石巻

●注目記事
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・保立道久氏の提言
「一言申し述べれば、問題を根本的に解決するためには、最近、議論があるよう に、防災省のような省庁を創設し、内閣府国交省の関係部局や気象庁消防庁原子力規制庁などを統合して、その中枢に日本学術会議が長く主張している 地震火山庁を置くというようなことが必要だろうと思う。
 また最後に歴史家としての感想を付け加えることを許していただければ、そも そも、災害の相当部分は、災害の経験を、世代を越えて継承することなく忘却 してしまい、また無理・無法なことをやって自然からしっぺ返しをくうことによって生まれる。
「災害は忘れたころにやってくる」というのは有 名なことわざだが地震火山列島に棲む民族として、私たちは、そろそろ歴史的な災害の経験のすべてを継承する成熟した知恵と感性をもつべきではないだろうか。「災害は忘れた頃ーー」ということわざを過去のエピソードにすべき時代に入っているのではないだろうか。」(下記記事より)
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/245505www.nishinippon.co.jp
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