老梅

毎年のように訪れるK家の老梅 なんとか咲いていてうれしかった。

日野原先生語る・憲法に定められた主役は「日本国民」+名取ノ老女と熊野信仰

友人手作りの愛用の器を手に、いつも土曜日は尊敬する日野原重明先生の「104歳・私の証 あるがま々行く」(朝日新聞)を読む。今日は「どうしても皆さんに私の考えをお伝えしたくて」という12年前の憲法調査会公聴会のお話からでした。 「世界は緊密につなかっ…

EAST ASIA・みずほ草紙のまなざし

EAST ASIA 震災亀裂の家屋から花粉の入り込む部屋に引きこもり、EAST ASIA(中島みゆきさん)を聴いている。 “大きな力に従わさせられても わたしの心は笑っている” 「EAST ASIA」「誕生」「糸」と、あらためてすごい人だと思う。 EAST ASIA - Wikipedia みず…

松島雄島海底採集の板碑─東北学院大学博物館

仙台市の博物館の中でも考古学・歴史学・民俗学の深い展示で知る人ぞ知る博物館 主な収蔵品と調査研究|東北学院大学 例えば松島雄島の板碑を瑞巌寺との海底共同調査研究で従来の「霊場雄島」のイメージを塗り替えた。 「雄島板碑群の調査研究(宮城県松島町…

南三陸にて黙祷─東日本大震災五年

お天気はよかったけど、あの日のように寒かった。夕方には雪が舞うあの日のように..五年.. 高台にある大雄寺墓地にて海を見て、みなさまとともに黙とういたしました。 防災対策庁舎にて 合掌 盛り土に囲まれた防災対策庁舎 改めて、南三陸をはじめ被災地の復…

高田城跡と森の社の今+気仙地域の魅力を語るⅡ─陸前高田市

(仮市役所側から中世の中心部とみられる八幡館跡の森を望む) 『仙台領古城書上』に「気仙之旗頭」千葉安房守広綱の居城と記された高田城(東館城)を訪ねる。 高田町の、おあたごさん、愛宕神社への階段 南三陸町のおあたごさん、愛宕神社(将軍地蔵さまを祀る)…

津波に耐えた浄土寺の松─陸前高田市

東日本大震災の津波に耐えた松に心うたれました。 「未来の境内の老松へ 大震災の津波で半分以上が海水に漬かり、枝を折られながらも必死に耐え頑張っていた境内の老松。力尽きてか昨年7月に倒れてしまった。幸い、根が完全に切れておらず、応急処置が終わ…

海に生きた歴史─復興発掘調査が語る・発掘された日本列島2015展─岩手県立博物館

(海に生きた歴史) 仮設の国から 津波記念碑~大槌町赤浜岩手県大槌町・釜石市を再訪して 神戸氏 (列島2015)岩手県滝沢村けや木の平団地遺跡 縄文時代後期の土器に描かれた人物 けやきの平団地遺跡 栃木県下野市甲塚古墳出土埴輪 兜塚古墳出土埴輪 機織形埴輪…

志津川の暖かい日に

あれから もうすぐ五年だね ぼくたち みんなに会いたいなぁ (あの風景の中で) (160216 南三陸町志津川にて)digital.asahi.com

松本先生の仙台の地形の話─仙台市史講座

松本秀明先生の仙台の坂から楽しい河岸段丘と恐ろしい活断層を発見する有益なお話しでした。 長町−利府線断層帯 (仙台市博物館ロビー展示より) 『仙台市史』25年の軌跡。次は、ぜひ『宮城県史』刊行に期待。そして『震災復興史』編纂事業を開始してほしいも…

冬の寺にて─弥勒寺

神楽の朝 ほとけたちに 手を合わす 合掌 正応三年(1290)供養石塔(板碑) 合掌 合掌 (登米市・160117) 奥州之霊場 弥勒寺・おすすめ本 地蔵菩薩: 地獄を救う路傍のほとけ

上沼・浅部・上町法印神楽─登米祝祭劇場

登米市法印神楽実演会(登米市教育委員会主催) 浅部法印神楽の大乗飾のもと上沼法印神楽が舞う。 上沼法印神楽 宮静 宮静(みやしずめ)は天照大御神が天の岩戸を出て葦原の中津国を麗しく治めた様子(以下、演目の配布資料より) 美しき大乗飾り 四方と天に洗米…

初夢─「世界連邦」と震災ミュージアムの実現

(仙台榴岡天満宮の梅 2009)新年おめでとうございます。今年の初夢は「世界連邦と震災ミュージアム」です。 小さいころ21世紀になったら、「地球連邦」とか「世界連邦」ができて、戦争が無くなる(宇宙人と戦う地球防衛軍とかはありますが)という夢を描いてお…

皆様 よいお年を

(志津川湾夕景 2015.12.30) 皆様 本年も拙ブログを観ていただきまことに有難うございます。 今年は世界でテロが頻発し、安保法制をめぐって日本人の心が二分されていった悲しい一年でしたが、 それでも地球と生命に愛を注ぎ、真に「美しい風土」を培ってきた…

志津川夕景

今日の南三陸町志津川の夕景色

志津川城(朝日館)を「復興の城」に─南三陸町

「志津川村という村名の由来は、古館朝日城の下に清水が涌き出るところがあるということにちなんでつけられたと伝えられている)」(安永三年(1774)「志津川村御用風書出」私訳) 暖かなクリスマスイブ 南三陸町志津川下保呂毛(ホロッケ)の志津川城から観る月と…

「物語りのかたち─現在に映し出す、あったること」展─せんだいメディアテーク(おすすめ)

「「物語りのかたち − 現在(いま)に映し出す、あったること」とは せんだいメディアテークが、「みやぎ民話の会」と協働で行ってきた東北の民話の記録活動をもとにした展覧会。美術や漫画の作家が、現在の私たちにとって、民話とはなにかを捉え直し、かたち…

南三陸─羅漢も復興を待っている

津波にさらわれ、レスキューされた羅漢さんたちは、復興成就を待ち望んでいます。 3.11の前、羅漢さんたちは、江戸時代以来の鬱蒼たる杉並木の根元に整然とおりました。 大雄寺(宮城県南三陸町志津川)- 日本すきま漫遊記 こぎれいになった黒崎。 工事がほ…

雨中の朝日

雨中の朝日が神々しい。 向かいには二重の虹!

哀悼 水木しげるさん─戦争と妖怪

水木しげるさんの偉業とお人柄を偲び、心より哀悼の意を表します。合掌 総員玉砕せよ! (講談社文庫) 総員玉砕せよ!―戦記ドキュメント (SHUEISHA HOME REMIX)作者: 水木しげる出版社/メーカー: ホーム社発売日: 2007/08/06メディア: ムック クリック: 4回この…

晩秋の岩切城跡

思い立って、岩切城(仙台市宮城野区他 国史跡)に出かける。 紅葉は終わったようだ..と..落ち葉の中の紅いもみじが話しかける。 帰り、ふいに夕日があたって 最期の輝き 感謝。。 太陽と雲と気流のコラボが凄い。 天気が変わってきた.. 冬将軍が近くまできて…

2015宮城県遺跡調査成果発表会(おすすめ)

平成27年 宮城県遺跡調査成果発表会(宮城県考古学会)12月12日 10AM~16:15 (会場 東北歴史博物館) 震災復興関連調査など、今年、宮城県で発掘された遺跡の最新成果の発表。縄文草創期の野川遺跡など初発表の遺跡調査多数。 歴史好きの方、奮ってご参加くださ…

古代三陸の昆布1300年記念シンポ(おすすめ)+

「第4回閉伊地方の蝦夷 「古代三陸の昆布 1,300年記念シンポジウム」 日時 平成27年12月5日(土) 13:00~17:00 会場 宮古市民文化会館 中ホール 入場無料 内容 奈良時代の歴史書「続日本紀」に書かれた昆布記事(715年)から今年で1300…

晴天霹靂集

パリの皆様に、心からのお悔やみを申し上げます。 暴力により亡くなった全ての人を悼みます。 そして、「正義」や「平和」の名を借りた、憎しみの連鎖は人類破滅への道だと思う。 天晴れて 憎しみ連鎖 地獄道 ・注目記事(151115-1120)「テロとの戦い」の先に…

来年も三陸復興カレンダー+せんだい古今東西線・講演会「陸奥国分寺と貞観震災」

三陸復興カレンダー2016が届きました。震災5年目も共に歩みます。 「みなさまには、東日本大震災からの復興に向けてあたたかなご支援をいただき心から感謝申し上げます。今年もまた、復興支援につなげることを目的に、「鎮魂と祈りの民俗芸能」をテーマとし…

多賀城南辺築地・櫓跡現地説明会─88次調査

主催:多賀城跡調査研究所 目的:Ⅱ期以降の外郭南辺の残存情況、構造、変遷の解明。 寒い日でしたが、「礎石立ちの櫓を初めて発見」の報に、たくさんの古代史・考古ファンが参加しました(後方が多賀城の丘陵)。 (グーグル・アースより) 「築地塀を長さ15mにわ…

入の沢遺跡「保存」へ・「火山灰から社会をよむ」・「葛西氏の興亡」展を観る─文化の日に

(絶景。岩手県立博物館から岩手山を望む) 朝から栗原市長の国県への入の沢遺跡保存要請のニュースに喜ぶ。文化の日にちなみ注目の岩手県博「火山灰から社会をよむ」展関連文化講演会、一関市博物館「葛西氏の興亡」展をめぐる。「(佐藤市長は)国道4号築館バ…

東北の民俗芸能・上沼加茂流法印神楽ほか─57回北海道・東北ブロック大会

宮城県教育委員会主催 第57回民俗芸能大会(北海道・東北ブロック)(仙台市民会館) 上沼加茂流法印神楽 塵取(登米市中田町) 魔戯等(まぎら) 天安男命が魔戯等を追い払う。 (手印) (四股を踏む) 修験の所作が鮮明で、気迫がこもっている。ぜひ現地で観たい。“「…

白鳥に出会う時

沼にて 出会う。 数日前。 なにげに出逢う時、カメラを持っていてよかったと思うときがある。 ◎注目記事「障害者のアート事業に取り組む宮城県山元町のNPO法人「ポラリス」が、地元の合戦原遺跡をモチーフにしたクリアファイルを商品化した。横穴墓群から…

羽黒下遺跡現地説明会─牡鹿半島7000年前の世界

防災集団移転促進事業(石巻市小渕浜地区)に伴う石巻市給分浜羽黒下遺跡(標高28m)の発掘調査成果を公開する現地説明会(石巻市教育委員会) (イノシシ鼻状の土器の突起) 縄文時代前期初めころ(7000年前!)の竪穴状遺構14基発見。 紺色の円が竪穴状遺構(遺構配置…