コロナ禍で雄勝法印神楽公演が途絶えて以来、久しぶりに石巻市の雄勝へ。
すっかりコンクリートの世界に変貌していた。
その中で目を引いたのが「海岸線の美術館」
人口が激減し、コンクリートに囲まれた、かっての絶景雄勝湾域を少しでも活性化させようとする努力に敬服。
ただし、当初から住民や有識者の意見を取り入れて、もっと絶景を活かした東日本大震災復興のまちづくりができなかったかと思う。
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衝撃であったのが雄勝硯の「御留山」が道路になっていたこと。
2017年に見た現地に立つ雄勝町教育委員会・文化財保護委員会の説明板には「応永(1394)以来の銘硯」、「伊達藩」が保護し一般の採掘を許さなかった「御留山」と説明してあった。
ネットを検索してみると道路計画に危機感をもって採石をしていた方のブログが見つかった。
tfm.co.jp
数年前、この山に登って感動したのは採掘屑の中に硯の未製品を見つけたことで、つまり採掘・工房遺跡という歴史文化遺産であった。
説明板の文脈からすれば、保存すべきだし、せめて工事前の発掘調査をしてその成果を住民、国民に周知し、観光にも役立てる必要があったのではないだろうか。
2008年10月19日の雄勝・新山神社は豊穣なる世界でした。
2016年の大浜 葉山神社(パノラマ)
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